INTERVIEW
先輩インタビュー
わからないのが当たり前。
だから徹底的に聞く
つくば工場/製造一課 班長
東 潤(2017年入社)
私の仕事
トラブルをスピーディーに解決できるように
「食品業界に進みたい」と考えて就活を始めた私が特に重視したのは「品質」でした。どこの食品会社も「品質を大事に」とはホームページなどに書いてあるのですが、あじかんの場合、「品質維持のために何をしているか」が具体的に書いてあって、わかりやすかったんです。一番信頼できたので、入社を決めました。
希望の配属先はずばり品質管理だったのですが、「品質管理を担当するなら、工場の製造現場を知った方がいい」とアドバイスを受けまして。品質管理の立場で正しいことを言っているとしても、現場が実行できる内容じゃないと確かに意味がないな…と気づき、まずは製造ラインでがんばろうと思いました。ちょうどつくば工場が立ち上がるタイミングで、ゼロから新工場をスタートさせるのも面白そうだなと感じたのもあります。
つくば工場での勤務は、楽しさ7割、苦労が3割という感じ。自分たちで新しくルールを決めていけるという面白さが大きいです。私は機械やラインについて疑問に思うことがあると、上司や設備担当者の空いている時間をつかまえ、「これはどうなっているんですか?」「ラインがこういう状態の時、どう対処すればいいんですか」といつも尋ねています。設備が新しく、スタッフが慣れていないこともあり、小さなトラブルは頻ぱんに起こります。その度にラインを止めていたのでは、パートさんが安心して仕事できません。現場で処理できることは、スピーディーに済ませたいんです。
新人時代の大失敗を糧として
私がこれだけ質問しまくる原点は、新人時代の失敗にあります。つくばに来る前、工場で玉子焼1000本ロスという大失敗をやってしまいました。周囲の人は誰も私を責めなかったけど、原因は間違いなく私の確認ミスです。そういう悔しい思いはもうしたくないし、誰にもさせたくない。そのために設備やラインのことをもっと知ろうと思ったのです。
おかげで少々のトラブルなら、動じることなく対処できます。工場長や設備担当の方々からも「東がいたらトラブルが起きても大丈夫」と言っていただけるようにもなりました。特に嬉しいのが、パートさんから「東さんが一緒だから、安心して働けるわ」と言ってもらえたことです。パートさんの中には、私から見て親世代にあたる方もおられます。そういった方々が「安心だ」と笑ってくれるのですからね。期待にしっかり応えないといけません。
製造ラインでは、ちょっとした工夫で生産性がよくなるということが、多くあります。自分たちの努力が生産性改善という数字になって表れるのでわかりやすいし、もっと工夫しようって思えます。みんなで知恵を発揮して、いい製品を作っていきたいですね。
私の思い入れ製品
焙煎ごぼう茶 ごぼうのおかげ
主に業務用食品を製造している当社が「あじかん」と銘打って市販している数少ない製品です。
「私の会社が作っている製品が店頭に並んでいる!」と誇らしくなります。
香りがよく飲みやすいので、自宅でも愛飲。お気に入りです!