INTERVIEW
先輩インタビュー
情報インフラは“動いて当たり前”。
1000人企業の“当たり前”を支える
経営管理部/情報システム課 課長代理
樋岡 幹司(2018年入社)
私の仕事
情報インフラの構築で、事業に貢献
私は以前、システム開発会社で働いていました。SEはいろんな会社のシステムに関わりますが、どれも「自分の顧客」ではあっても「自分の会社」ではありません。経験を積むうち「自分の会社のシステムを守る」というやりがいを味わいたいと思うようになり、あじかんの社内システム担当として転職することを決めました。
企業が使用するシステムには、様々なものがあります。営業システムや生産システム、受発注管理システム、経理システム、経営管理システムなど部門に応じて求められる機能が異なるのですが、これらがうまく連携しなければ、情報の有効活用ができません。機能・特性の異なるシステムを連携させるのは容易ではないのですが、その難しさを克服するのが社内SEの面白みの一つです。
2019年には、全拠点を結ぶWeb会議システム導入に携わりました。日本全国・海外に拠点が広がる中、コミュニケーション頻度が落ちる問題を解消したいというのがきっかけでした。その後、コロナ禍により、県や国をまたぐ出張ができなくなってしまいます。それを見越していたわけではないですが、結果的には正しい判断でした。今やこのシステムは、あじかんにとって欠かせない情報インフラとなっています。
「使えて当たり前」を守る責任感
情報システムは「使えて当たり前」のもの。パソコンが起動しない、システム入力がうまくできないとなると、途端に業務に支障をきたしてしまいます。そういった不具合は、速やかに解消しないといけません。
ある年、年始の仕事初めに、静岡工場からシステムトラブルが起こったと連絡を受けました。サーバを設置した階の上の部屋で水漏れがあり、その影響でサーバがダメージを受けたのです。私は飛行機に飛び乗り、まず横浜の拠点で余っていたサーバを入手。そのまま新幹線に乗って静岡工場を訪ね、その日のうちにサーバを交換することができました。静岡の工場長は「よく来てくれたね、ありがとう。そういえば、あけましておめでとう」と温かいお茶を振るまってくれました。素早く問題が解決できて良かったなと思います。
今、時代は「DX推進」など、情報活用の重要性が声高に叫ばれています。私たちもシステム担当として、あじかんに必要な情報活用のあり方を検討しているところです。一つ構想としてあるのは、情報の「見せる化」ですね。従業員が共有するべき情報を、わかりやすい形で、どこでも「見せる」ようにできないか、と。デジタルサイネージのように、気がつけばそこに求める情報があるといった具合になると、DXは進むんじゃないでしょうか。あじかんらしい、情報活用のあり方を考えていきます。
私の仕事ツール
PCメンテナンスツール一式
社内でPCに不具合があれば私のところに送られてきます。そして、届いたPCを私が修理して送り返す。ハードからソフトまで、IT担当として守備範囲は極めて広い。だけどまだまだITの業務領域は広がっていきますよ。
すべてを理解した上で、これからのあじかんに必要なITを、組織体制も含めて考える。面白いです。